空気除菌装置

◆空気除菌装置・オゾン脱臭 品名:グリーンメイト
■ KT-OZF-031K(適用面積 70畳まで)
■ KT-OZI-02(適用面積 14畳まで)
■ KT-AOZ-02B(車載用 )

空気除菌脱臭器(グリーンメイト)の抗鳥インフルエンザウイルス試験
鳥取大学農学部付属鳥由来人獣共通感染症疫学研究センター(平成24年6月28日)
<試験実施期間>
平成22年12月21日~平成24年4月27日
<材料と方法>
1.試験品
空気除菌脱臭器(グリーンメイトスペシャルKT-OZI-03)
2.ウイルス
鳥インフルエンザウイルス A/whistling swan/shimane/499/83(H5N3)を用いた。A/whistling swan/shimane/499/83(H5N3)は1983年に島根県で野生のコハクチョウから分離されたウイルスで、10日齢発育鶏卵の漿尿膜腔内に接種して増殖させたものを試験に供した。
3.空気除菌脱臭器の抗鳥インフルエンザウイルス効果を測定した。
1)空気除菌脱臭器の前面カバーを外し、2台が向き合うように設置し(図1、2)、試験実施の5分以上前に作動(運転切替スイッチ:OZ1)させた。
2)滅菌PBSで10倍希釈したウイルス液をオートクレーブで滅菌し乾燥させたろ紙(5cm×5cm)にまんべんなく染み込ませた。
3)ろ紙を2台の空気除菌脱臭器の間(UVが当たるような位置)に設置し、所定時間UVを照射した(図1、2)。
4)10mLの抗生物質添加PBSの入ったポリ袋に試験品を入れ、ウイルスを洗い出した。
5)洗い出した液を10倍階段希釈し、10日齢発育鶏卵の漿尿膜内に接種した。
6)接種発育鶏卵を37℃、2日間培養した後、赤血球凝集(HA)試験により漿尿膜腔でのウイルス増殖の有無を確認し、ウイルス捕集液中のウイルス感染価をReed and Muenchの方法により算出した。なお、試験は3回行い、再現性を確認した。
4.結果
試験結果を表1に示した。
空気除菌脱臭器のUVを照射させたろ紙におけるウイルスの感染価は照射時間10、5および1秒でそれぞれ10-0.5EID50/0.1mL以下、100.5EID50/0.1mL以下およびに102.5~102.6EID50/0.1mLに低下した。一方、UV照射を行わなかったろ紙におけるウイルス感染価は103.8~104.5EID50/0.1mLであった。したがって、各照射時間においてウイルス感染価は、最大で1/10万(10秒)、1/1万(5秒)および1/100(1秒)低下した。

純粋オゾンと紫外線のW除菌効果(落下細菌数の変化実験)
落下菌試験 大阪府立産業技術総合研究所(平成18年9月7日)
<試験方法>
オゾン処理前後の試験培地を35℃で48時間培養し、培地上に生じた細菌コロニーを撮影。
<試験条件>
・試験室:4×6×2.4m(58m3)
・落下菌採取時間:処理前後 各1時間
・オゾン処理時間:12時間
・落下菌採取場所:試験室中央 床高1m
・試験室環境:25℃ 65%RH

紫外線除菌

本体内部で紫外線ランプから放射される紫外線が、循環ファンで吸い込んだ空気中の浮游雑菌やウイルスをしっかり除菌、さらに純粋オゾンの溶菌作用との相乗効果で落下細菌を大幅に減少させます。純粋オゾンと紫外線の両方で除菌・脱臭を行うからこそ、グリーンメイトはその優れた効果を発揮できるのです。
紫外線除菌
<紫外線除菌のしくみ>

  1. オゾン拡散送風ファンでランプの周囲に上昇気流が発生します。
  2. 空気中に漂っている細菌やウイルスを紫外線で不活性化させます。空気から生じた純粋オゾンと混合された清浄な空気が清流ルーバーから前面に吹き出され、室内に拡散されます。
  3. ランプ点灯中は、この空気除菌浄化サイクルが継続され、室内の空気は徐々に細菌やウイルスが少ない清浄化された空気に入れ替わります。
  4. 紫外線による空気除菌浄化サイクルは、すべて本体内部の専用風路の中で行われます。外部に紫外線が漏れることはありません。
紫外線による除菌データ

グリーンメイトの紫外線が培地の菌や微生物を 99%除菌する時間を示します。

ウィルス 時間(秒) カビ菌 時間(秒)
インフルエンザ 2~3 灰色カビ※ 12
感染性肝炎 3~4 緑色菌 10
グラム陽性菌 グラム陰性菌
溶血連鎖球菌 3~4 変形菌 2~3
白色ブドウ球菌 3~4 赤痢菌 2~3
黄色ブドウ球菌※ 2~3 チフス菌 2~3
結核菌 3~4 大腸菌※ 3~4

(京都府立大・※印大阪府立産技研究調べ)